Pop up store - Cycle by myob
10.8 Fri - 10.17 Sun at Forget-me-nots
2021年10月8日(金)~10月17日(日)の期間中、ウィメンズオンリーのスニーカー・アパレルセレクトショップ ”Forget-me-nots(フォーゲットミーノッツ)”代官山本店にてCycle by myob(サイクルバイエムワイオービー)のPOPUP STOREがオープンいたします。
エコ素材を使ったストリートウェアを展開するCycle by myob(サイクルバイエムワイオービー)は、ニューヨーク発のブランドM.Y.O.B NYC(エムワイオービー ニューヨークシティ)を立ち上げたデザイナーのCOMI(コミ)さんが2020-21年秋冬シーズンにスタートしたブランド。エッジの効いたストリートスタイルはそのままに、よりリアルクローズなデザインへとアップデートし、環境に配慮したモノ作りを目指しています。「環境問題が色々と語られる中、私達は何をすべきか分からないでいる。この問題について多くの人が、少しだけでもアクションを起こす事が今やるべき事なのではないか。」デザイナーのCOMIさんはcycleというプロジェクトを通し、環境問題をカジュアルかつユニークに表現していく事で、何かのきっかけを生み出したいと考えた。
今回のPOPUP STOREでは、そのメッセージを含んだ 2021 AW Collectionのアイテムから、ロシア出身のアーティスト Kristina Tuzova(クリスティーナ トゥゾワ)さんとのコラボレーションアイテムまでバラエティ豊かなアイテムの数々が並びますので、気になる方は是非期間中に足を運んでみてください。
LINE THERMAL TOP -IVORY-
"cycle初"となる、リサイクルポリエステルを使用したサーマル生地。切り替えデザインに装飾を施し、エッジを効かせ、カットアウトされたアームがポイントです。アーム部分の紐は調節可能 で、好みで袖丈をアレンジ出来ます。
生地は再生ポリエステルの"ECOPET"を使用しています。"ECOPET"は回収された使用済みペットボトルを原料とし、"マテリアルサイクル工程"を経て生産されたポリエステル繊維です。新たな石油を使わず資源を有効活用し、環境負担低減に大きく貢献します。ペットボトルをリサイクルせずに焼却し、新たに石油からポリエステルを作った場合に比べて、CO2排出量を47%・エネルギー使用料を33%削減できます。
CIRCLE CUTTING BIG SHIRT -BLACK-
ベーシックな形に曲線の切替を施し立体感を出しているオーバーサイズに作られたシャツ。
こちらの製品の素材は、天然色素による合繊染色を可能にした新しい合繊素材“ONIBEGIE”を使用しています。“ONIBEGIE” はタマネギの外皮から排出されるケルセチンをベースに、他の天然色素とのオリジナルブレンドから生まれた染料です。染色加工時における排出液は化学染料のみに比べて環境や生態系に優しく、また天然色素を約50%配合し、化学染料だけでは表現できない味わいのある色合いが特徴です。
Kristina Tuzova DRAWING SECOND SKIN TOP
-YOUR SOUL-
現在東京を拠点とするサンクトペテルブルク出身のアーティストKristina Tuzovaとのコラボレーションアイテム。シアー感のあるパワーネット素材に、Kristinaが描く人種や性差を超えたハンドドローイングのイラストを、スキンシップというテーマの中で大胆に表現しています。
柔らかく伸縮性のある素材感で、タイトすぎない着心地の良いアイテム。長めの袖丈でルーズ感を出し、前後どちらでも着用可能です。
KRISTINA TUZOVA DRAWING SHIRTS -MIX-
こちらもKristina Tuzovaとのコラボレーションアイテム。彼女のアートをサスティナブル生地に落とし込み、シャツとして表現しユニセックスで着用可能。
生地はリサイクルポリエステルを使用し、ボタンもOEKO-TEX(エコテックス)認証を得ているサスティナブルパーツを使用しています。リサイクルポリエステルは、回収したペットボトルや古着、工場で発生した繊維くずから再生するため、ポリエステルの原料である石油資源の使用量を減らし、温室効果ガスの低減につながります。
*こちらのアイテムは店舗のみの取扱となります。
さらに、今回のPOPUP STORE開催を記念して、CBD VAPEを展開するCBDブランドDawg.(ドーグ)より、Cycle by myob、fmnとのトリプルコラボレーションモデルのCBD VAPEPEN、CBD WAX全2商品を販売致します。 本商品は、Cycle by myobとfmnがデザインを共同開発し、パッケージおよびデバイス本体はCycle by myobが特徴とするテキスタイルや、fmnカラーをイメージしたスタイリッシュなカラーリングで高いファッション性がポイントです。またフレーバーも共同監修を実施し、男女問わず好まれるすっきりとした爽快感が楽しめるリミテッドフレーバー「MOJO with MENTHOL」(ヘンプメンソール)も数量限定で登場致します。
最後はPOPUP STOREの開催にあたり、“Cycle by myob”のデザイナー、Comiさんにインタビューをし、改めてブランドのコンセプトや考え方を伺いました。
最初にブランドを始めたきっかけを教えてください。
-10年前に、ニューヨークに留学していた時に現地で立ち上げました。立ち上げたきっかけは、雑誌などのエディトリアル(特集、編集ページ)が好きで、自分もやりたいと思い、カメラを買って仲間と一緒にスタイリングして写真をたくさん撮っていました。 その時に、ちょうどいいアクセサリーがないよね、という話になって、だったら作ってみようと思って作ったのをきっかけに、初めはアクセサリーブランドとして立ち上げたんです。服はビンテージとかで色々バリエーションがあったけど、自分たちのスタイルに合うアクセサリーがなかなかなかった。 だから、身近な素材でダンボール、フェルト、古い手芸屋さんのワッペンなどにパーツをつけてピアスにして、自分でもそれを身につけていたら街で声かけられるようになってきた。当時はSNSもないし、街ゆく人々やクチコミが情報源。 特にニューヨークって、知らない人でもかっこいい、かわいいと思ったらすぐ声をかけるから面白い。 Instagramなんてなかったから、ブログを立ち上げてそこで直接通販をしていたら結構反響があった。 日本からも、CANDYという渋谷のセレクトショップさんが見つけてくれて、取り扱いをしてもらうことに。 そのほかにも、POP UPをアクセサリーだけでずっとやっていました。 とにかく遊んで、色々なところに自分でアクセサリーを身につけて顔を出して、ネットワークを広げる毎日。 そうしていたら、ある日クラブで若い女の子に声をかけられてアクセサリーを見せたら、なんとパトリシア・フィールド(ドラマ”SEX AND THE CITY”などの衣装デザイナー、スタイリスト)のショップの女の子だった。 翌日にはショップでの POP UP決まったりして、どんどん認知も上がっていきました。 さらに、東京でのPOP UPが決まった時にアクセサリーだけだとボリュームがないから、帽子、キャップなどを初めて制作。 そうやって東京でも認知が広まってきて、ラフォーレでPOP UPするということになった時に、服を本格的に作りました。 そこから服を作り始めて、今は7年くらい経ったかな。
2020年にcycle by myobとしてリスタートした背景について、教えてください。
-若い頃から大人になるまでずっと一緒に働き続けてきた仲間たちが色々な方向に進む様になって、結婚したり、子供を産んだりと、それぞれの道に進むことになったことをきっかけに、解散することになって。 そこで私もゆっくりやろう、というスタンスになった。 その後転職することや、全然違う職業も考えましたけど、結局は周りに推してもらって、歳をとったらいくらでもゆっくりできるし、若いうちに動けるだけ動こう、やってみるだけやってみてダメだったらやめればよいと言われて、ブランドを継続することに。 その時、一番私の中で関心が高まっていたのが“サスティナビリティ”というキーワード。 だから、リスタートする時には素材や工程にサスティナブルなものや手法を取り入れることにしました。 当時はコンビニの袋が有料化するという話題で持ちきりで、サスティナビリティは当たり前になると感じていたけど、ファッションだとやっぱりかっこいい、かわいいが先に立つ。 でもそれこそが考えるきっかけになったら良いな、と思って、こだわってやっています。
ハンドメイド野菜染め
一貫して“サスティナビリティ”は常にテーマだと思いますが、この秋冬のコレクションは、特にどういったテーマで作られていますか?
-今回のテーマは、“スキンシップ”。 コロナで人との距離が離れて、最初の頃は握手やハグなど挨拶としてのスキンシップを取ることすら憚れるということに違和感を感じた。 だからこそ、スキンシップを意識して、大切にしたい、温もりを感じてもらいたい、と考えて作りました。 カラーはスキントーンのグラデーションをイメージ。 ちょうど、ニュートラルなカラーが気分だったのもあります。 私はコレクションによって気分が全然違うので、Cycleもシーズンごとにカラーやテンションがまるで違うものが出来上がってくる。 特に、前のコレクションと今回は違いすぎて別のブランドかと思われるくらいです(笑) 大好きなメキシコのブランド“scent”とのコラボレーションも毎回やっていて、今回もテーマに合わせて作っています。
その中でも一押しのアイテムを教えてください。
-クリスティーナ(モデル・アーティスト)のドローイングのアイテムがとにかく大好き。 それを実現できたことが一番嬉しい。 モデルとしてブッキングして出会ったのですが、撮影している合間で自分で写真を取ったり、ノートに絵を描いたりしていて興味が湧いて話しかけたことがきっかけ。 なかなかモデルでそういう子っていないから、特別目を引いたし、本人も元々Cycleを知ってくれていて、“何か一緒にやりたいな”と遠慮がちに言ってくれたことが嬉しくて。 コラボレーションの実現に向けては、InstagramのDMで、すごくスピーディにやり取りして出来上がった。
ブランドのビジュアルも、彼女がアートディレクターとフォトグラファーを務めてくれて、展示会にも立ってくれました。 22SSでもコラボレーションを継続して、撮影もまたクリスティーナにお願いしました。 ビジュアル制作では、口出ししなくてもわかってくれる、パーフェクトにかわいいものを作ってくれる。 とても信頼しています。 彼女とは今後もいろいろとクリエイションして行きたいと思っています。次のAW22や洋服に限らず雑貨や器など色々と一緒にやっていこうと思っています。
POP UP STOREの開催にあたって
-Forget-me-nots(fmn)の世界観とCycleが混ざり合うと、fmnの大人っぽいストリートの要素と、Cycleの要素がとても良いミックス感となって、Cycleだけではあり得なかったものが生まれそうなので、とても楽しみです。 スタッフの子達がとてもスタイリングが上手で表現してくれるので、そのミックス感を楽しんでいただけたら嬉しい。
今回POP UPのためにコラボレーションした「Dawg.」(CBD VAPE PEN/CBD WAX)について、完成品を見ての感想を教えてください。
-とってもかわいい(笑) fmnのオフィスに来て、一緒にデザインをしました。 名前は”Mojo”と名付けて、香りもヘンプメンソールでとても好きなので、使うのが楽しみです。 CBDはもともと、毎晩オイルを摂っていて私に取っては必要不可欠な存在。 スティックは「Dawg.」を知ってから吸い始めたけど、仕事の合間のリフレッシュにとても良い。 たくさんの方に手に取っていただきたいです。
Model by Nodoka Shibuya, Sakura Fujishiro
Photo by mahiro 5ayama
Interview by Kyoko Nakajima
Styling by Tintin Fan (Forget-me-nots PR)
2021年10月8日(金)~10月17日(日)
Add : 150-0033 東京都渋谷区猿楽町20-13 Forget-me-nots代官山本店