Pop Up Store - Ryukyu Glass
4.29 Fri - 5.15 Sun
at Forget-me-nots
これまでForget-me-nots代官山本店オープンから1年間、やちむんやJean Pierre Kohut(ジャン・ピエール・コヒュート)など、陶器のPOP-UP STOREを計4回開催してきました。そして今回は、2022年4月29日(金)~ 琉球ガラス(りゅうきゅうガラス)のPOP-UP STORE を開催いたします。
100年以上もの歴史をもつ、沖縄の工芸品の琉球ガラス。明治時代中期ごろに沖縄でのガラスづくりは既に始まっていましたが、第二次世界大戦中にガラス工房は壊滅的な被害を受けました。戦後、物資不足の中で日用のうつわや土産物の需要が高まり、職人たちは米軍の施設から大量に破棄されていたビールやコーラなどの廃瓶を原料にガラス製品を生産していくようになりました。再生ガラスならではの独特で鮮やかな色合いが人気で、今でも廃瓶などで製作をしている工房は多くあります。
また、本来ガラス製品は透明感のあるものがよしとされますが、琉球ガラスに含まれる気泡は味わいとして評価されています。廃瓶などを洗浄してから溶解窯で溶かす際に、ラベルの剥がし残りなどの不純物が残ってしまうため、再生ガラスは気泡ができやすいのです。しかしこれが味として見出され、今ではたくさんの泡を含ませるために思考が凝らされています。
「吹きガラス工法」が主な技法ですが、これはガラスをとかしておく窯・製品を仕上げる窯・冷ます窯の3つの窯を用いるため、2〜3人の職人が連携して1つの作品を手作業で製作しています。それ故に1つ1つ異なります。最近では食器洗い機対応のものがでてきたりなど、実用性も抜群です。また、程よい厚みと安定感があるため壊れにくく、アウトドアでも安心して使えるので、これからの季節に太陽の日差しが当たる中でその輝きを楽しむのもオススメです。
見ているだけでも涼しげな琉球ガラス。是非この機会にForget-me-nots代官山本店でお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
2022年4月29日(金)~5月15日(日)
Add : 150-0033 東京都渋谷区猿楽町20-13 Forget-me-nots代官山本店
Creative Director : Tintin Fan@tinchan430 | Photographer : mahiro 5ayama@5ymmhr