Talking With her
Talking w/ SHOKKI
POPUPに先立ちブランドの背景を探るべく、<SHOKKI>への特別なインタビューを行いました。
代官山店でのワークショップとPOPUPを捉えた写真とともにお送りいたします。
5月18日(土)からは福岡店、5月30日(土)からは名古屋店での開催を予定しておりますので、ぜひお出かけください。
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fmn:まずは「SHOKKI」というブランドについてお伺いします。活動はいつ頃から始められたのでしょうか?
SHOKKI:スタートしたのは2013年です。ただ、その頃は趣味だったので、ちゃんと仕事としてやり出すのはもっと後になってからですね。
fmn:もともと陶芸がお好きだったのですか?
SHOKKI:元々は全然別のことをしていました。陶芸には趣味でたまたま出会って。趣味として本当にいいなと思っていたので、地元岡山にいた頃には、おじいちゃんとおばあちゃんが集まるような町の陶芸教室に通っていました。
fmn:趣味を仕事に変えようと思った転換期はあったのでしょうか。
SHOKKI:純に忙しくなって、納品が間に合わなくなってしまったんです。気づいたら1日のうち陶芸にかける時間がすごく増えてしまって。正直別のことをやりたかったんですけど、まあ作ることは好きなのでたまたま仕事になっていったという感じです。
fmn:仕事になったことで意識の変化はありましたか?
SHOKKI:そうですね。例えば、趣味でやっていた頃というか初期の頃って、花瓶とかほとんど水漏れしてて。自分ではそれでもいいと思っていたんですけど、ある日お店から「水漏れするんですけど。」って言われて、ああ、確かにそうかと思って。実用する時のクオリティを守らないといけないなってそこで初めて気づいて。
そこからちゃんと商品としてちゃんと売れる状態のものを作らなきゃっていうマインドに変わったりとかして。当たり前なんですけど、守らないといけないことが増えちゃったっていう感じです。
fmn:活動を拡大していく中で、ブランドとして大切にしているコンセプトはありますか?
SHOKKI:ウェブサイトにも載せているように、気楽に自由にやっていくっていうのがコンセプトです。初期の頃に作ったコンセプトなのですが、元々趣味として始めたからものなので、「ま、いっか。」くらいの気持ちで長く続けていきたいという目標みたいな感じで作りました。


fmn:デザインへのこだわりについても教えてください。
SHOKKI:陶芸には轆轤(ろくろ)や鋳込みなど様々な成形技法があるのですが、SHOKKIは手びねりで作っています。そもそも始めた時に陶芸っていうのを知らなさすぎて、他の成形のやり方もやってみたんですけどできなくて。だから消去法的に今の手びねりのやり方になったんです。
表面がすごくでこぼこしているのも「狙ってるんでしょ?」って言われるんですけど、そもそも狙ってなくて、あんまりうまく作れなくてああいう形になっているんです。十何年もやってるから狙ってるって言っちゃってもいいぐらいなんですけど。
通ってた大学が彫刻科だったんですけど、人体塑像の授業の時に、全部表面がでこぼこになっちゃうんですよ。もうそもそも最初から自分が持ってる癖としてそういうものがあって、人体塑像をやっていた時はどうしてもでこぼこになっちゃう、綺麗に作れない、っていうのが気持ち悪くて、なんだかなぁって思ってたんですけど、それがそのまま今SHOKKIで作っているものに出ちゃっているのだと感じています。
fmn:でこぼこしているところがすごく可愛いというか、味があっていいなと思って。デザインとして狙っているのかと思っていました。
SHOKKI:でも最近はワークショップとかで、一般の人というか、モノ作りをあんまりプロとしてやっていない人の作品を見て、そういう素人作りのものを真似しているっていうところもある気がしています。
人間が作為的でないやり方で粘土をこねた時に出来るかたち、そういうものが自分自身好きだったりして。自分自身の形というよりも、人間の自然な造形物みたいなものを目指しているという感じです。


fmn:柄が入った作品も多くあると思うのですが、デザインのインスピレーションはどこから?
SHOKKI:ここ数年は制作に携わる人数が一気に増えたこともあって、アイデアがどうこうというよりも、大人数で作ってもある程度のクオリティーを守れるやり方を探していました。その結果、今回のワークショップでやるような転写の技法とかが大人数でやってもあんまりクオリティーが変わらずにできるってことに気づいて。なので最近作られたデザインに関しては、大人数であってもクオリティを守れるやり方で出来た結果のものになります。

fmn:続いて、SHOKKIの今後のビジョンなどがあれば教えてください。
SHOKKI:ブランドとしてはハイブランドを目指したいと思っていて、何をやっていいのかよくわからないんですけど、GUCCIとかHERMESみたいな感じになっていけば一番笑えるかなと思ってます。大きな方向性としては、すごく手作り感溢れるけどハイブランドに見える、そういうギャップを作れていけたらいいなと思っていて。
個人としては、陶芸ちょっといい加減やりすぎているんで、例えば素材をちょっと変えてガラスをやってみたりとか、木で器作ってみたり、素材を変えるのはやってみたいと思ってます。
fmn:最後に今回のポップアップについて。ポップアップで展開いただく商品のラインナップについて、お伺いできたらと思います。
SHOKKI:「SHOKKI BLACK KIOSK」っていうタイトルにしようとしていて、ブラックって黒色のブラックなんですけど。これは少しちょっと言い訳がましいタイトルで「闇市(ブラックマーケット)」から来てるんですけど、要は何でもありなんです。特定の何かに偏ってもないし、特定の何かを強く押し出すっていう目的のポップアップでもなくしようと思っていて。ラインナップとしては、いわゆる食器類だけじゃなくて、オブジェとか鉢とか普段これまで作ってきたものも新旧ごちゃ混ぜに一緒に見せるっていうことをやろうと思ってます。







